β2ユーザビリティ

"ユーザビリティ"は様々な意味合いを持つ言葉ですが、ここでは「すべての人に使い易い操作感」として使用します。

Windows Vista のユーザー補助機能

「コンピュータの簡単操作」という項目が、新たにコントロールパネルに追加されました。ここにユーザー補助機能の大部分が集約されています。カーソルを文字の上に持っていくと項目が拡大されたり、この画面自体から既に、ハンディがある方でも操作しやすい工夫が見て取れました。

自分にとって、どの程度の補助機能が必要かを確かめるチュートリアルも用意されています。質問に答えていけばどこを設定すれば良いのか明確になります。

機能一覧

コンピュータの簡単操作 ユーザー補助設定を調節し、ユーザー補助プログラムを管理できる一元化された場所を提供します。
音声認識 生産性を維持しながら、あるいは生産性を向上させながら、音声を使ってコンピュータとの会話が可能となります。
拡大鏡 作業中にスクリーンの一部を拡大し、デスクトップ上のその他の部分は標準表示のままにします。拡大鏡を使用すると、テキストを実際のサイズの 16 倍まで拡大表示できます。また、拡大鏡の拡大品質は、旧バージョンと比べて大幅に向上しています。既定で、拡大鏡のウィンドウは画面の上部に固定表示されますが、サイズ変更したり、別の場所に移したりできます。また、マウス、キーボード、またはテキスト編集を追跡するように選択することもできます。
ナレータ スクリーン上のテキストを音読し、コンピュータの使用中に発生するエラー メッセージなどの一部のイベントについて説明する、音声合成プログラムです。ナレータは常に、デスクトップに表示されるテキストを音読しますが、入力する内容およびスクリーン上で発生するイベント (ダイアログ ボックスの表示など) を音読させることもできます。
スクリーン キーボード 物理的なキーボードの代わりに使用できる、すべての標準キーを備えた、視覚的なスクリーン上のキーボードです。データをタイプして入力するには、スクリーン キーボードの設定に応じて、マウスまたは別のポインティング デバイスを使用してキーを選択するか、あるいは標準キーボード上でキーの小グループまたは 1 つのキーを使用します。
ショートカット キー キーボード ショートカットを使用すると、コンピュータとの対話が容易となり、Windows およびインターネットで作業する際に時間と労力を節約できます。シュートカットについては、プログラムのメニューを確認してください。メニュー上で文字に下線が引かれている場合は通常、Ctrl キーを押しながら下線の引かれたキーを押すと、そのメニュー項目をクリックするのと同じ効果があることを意味します。
マウス キー マウスを使用する代わりに、キーボードの矢印キーを使用するか、または数値キー パッドを使用して、ポインタを移動できます。
固定キー 固定キー が有効になっていると、たとえば Windows にログオンするために Ctrl、Alt、および Delete キーを同時に押す必要がある場合、3 つのキーを同時に押す代わりに、キーを 1 つずつ押すことができます。この方法では、調整キーを押して、別のキーを押すまで調整キーをアクティブにしておくこができます。
フィルタ キー Windows へのログオン時にフィルタ キーが実行されるように設定した場合、Windows では合間なく連続するキーストロークと、意図せずに数秒間押されているキーストロークが無視されます。
音による通知 音による通知により、システム サウンドが、スクリーンの点滅などの視覚的な手がかりに置き換えられるので、システム通知が聴こえないときでも、システム通知がわかりやすくなります。また、音による通知で警告する方法を選択することもできます。
キャプション キャプションにより、アニメーションとビデオを介して情報が提供され、ドキュメントの印刷開始、印刷終了など、コンピュータ上でのアクティビティの発生を知らせるために一部のプログラムで使用される音声での合図が送られます。

これらのユーザー補助機能は起動時に実行させる設定が可能です。
※) 表の情報はWindows Vista Product Guideより

拡大鏡やスクリーンキーボードなど以前からの機能はすべて健在にして、機能の強化がなされています。特に拡大鏡は描画エンジンが進化、拡大した文字も美しく動作もスムーズ、涙が出るくらい素晴らしいです。

音声補助が充実

OS標準で音声認識によるコンピュータ操作が実装されました。ヘルプガイドには"ある程度のトレーニングが必要"とありますが、こういった機能が含まれた意義はとても大きいと思います。また「ナレータ」によってキーボードで操作されたウィンドウ内のテキストを読み上げてくれる機能もあります。これがブラウザで表示されるWebサイトにも適応させることができるかどうかは判りません。欲を言うならIE7+自体に音声読み上げ機能を入れてほしかったです。

もっと取り上げて良い部分

Vistaを取り上げるとき、まず目が最先端のプレゼンテーション機能にいってしまいがちです。しかしVistaのユーザー補助機能群は、最先端テクロノロジーを使ったとても素晴らしいものでした。この隠れたアピールポイントを、メディアはもっと取り上げても良いと感じます。

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