メイリオ
Windows Vistaは文字環境に大きな変更がありました。新たな標準フォントとして「メイリオ」を採用した点です。
特徴としてClearType(アンチエイリアシング効果)による可視性の向上、最新の日本語情報処理規格JIS X 0213:2004 (JIS2004)に対応、日本語の持つ美しさを引き出したタイポグラフィなどが上げられます。個人的にVista最大の功績はこの「メイリオ」にあると感じています。このページではメイリオにまつわる関連情報をまとめています。
MS ゴシック(左)とメイリオ(右)の違い。サンプルテキストは青空文庫より。
カスタマイズ
Vistaで使用されるフォントを変更する
「コントロールパネル」→「デスクトップのカスタマイズ」→「コンピュータの簡単操作センター」の中の「コンピュータを見やすくします」から「デザインの設定」を開くことができます。この部分の設定は「右クリックから開く」XP同様のプロパティ画面です。
フォントに関する視覚効果を変更する
「コントロールパネル」→「システムとメンテナンス」→「パフォーマンスの情報とツール」の右メニューから「パフォーマンスオプション」を選択。フォントの視覚効果に関するチェックは以下です。
- スクリーンフォントの縁を滑らかにする
- デスクトップのアイコン名に影を付ける
Windows XPでメイリオを使う
上記サイトから「XP版メイリオ」をダウンロードし、インストールします。
「画面を右クリック」→「プロパティ」で画面のプロパティを出します。「デザイン」タブ→右下の「効果」ボタンから、"次の方法でスクリーンフォントの縁を滑らかにする"から「ClearType」を選択します。
上記の設定のみでフォント指定しているWebサイトなどは、メイリオで表示されます。Windows XPのシステム自体もメイリオ化したい場合は「デザイン」タブ→「詳細設定」から設定できます。
XPからメイリオをアンインストールする場合は「フォント」内の「メイリオイタリック」と「メオリオボールドイタリック」を削除するだけです。
注) 他でも同様ですが、フォントにアンチエイリアシングをかけると動作が重くなる場合があります。
Web上での利用
Webサイトをメイリオ対応にするのは簡単ですが、サイト作成者は後始末をする場合があるかもしれません。メイリオはアンチエイリアシングがかかった分サイズが大きく、ページデザインが崩れるときがあります。
マックでWebサイトを作成していた方は、レイアウトの崩れは起きないかもしれません。MAC OSの標準フォント「ヒラギノ」 は、「メイリオ」とほぼ同様のサイズで表示されるためです。 またWindows環境でも「ヒラギノ」を想定して作っていた方は、その苦労の恩恵を受けられるかもしれません。
これはテーブルで固定した古いタイプのレイアウトより、CSSでデザインを制御しているサイトの方が影響が出やすい現象です。以下の表にメイリオが何時何処で適応されるかをまとめました。
OSとブラウザの設定がデフォルトの時の表示の違い
| フォント指定をしていない場合 | |
| Vista | Webページはメイリオで表示される |
| XP | WebページはMS ゴシックで表示される (システム設定のフォント) |
| CSSで「メイリオ」を指定している場合 | |
| Vista | Webページはメイリオで表示される |
| XP | WebページはMS ゴシックで表示される (もしくは他の優先フォント) |
| CSSで「メイリオ」以外のフォントを指定している場合。(MS Pゴシックなど) | |
| Vista | Webページは指定のフォントで表示される |
| XP | Webページは指定のフォントで表示される |
- ブラウザ設定でメイリオを強制的に使う場合は表の限りではありません。
- XPでメイリオを使っている場合はVista環境と同様になります。
Windowsバージョンの違いによる不具合
フォント指定されて作成された文書ファイル(Excel,Word)などを、Windows Vista環境で使用すると表示される形が異なるなどといった問題を解決するパッチが公開。以下、マイクロソフトサイトよりダウンロードできます。
Windows Vistaでは最新の日本語情報処理規格(JIS2004)に対応しています。この事がWindowsのバージョンの違いによって表示される漢字が違ってしまうといった問題を引き起こしてしまいました。ただこれは、個人で使用する分には影響の少ない不具合で、正しいものへと近づいた為の反作用であると思います。



