ゲーム

常に最新のビデオボートでPCゲームを楽しむユーザーにとって、Windows Vistaでのゲーム環境は大きな関心事です。その最大の要点は「DirectX 10」に集約されると思います。

スタート」→「プログラム」→「アクセサリ」→「ファイル名を指定して実行」を開き「 dxdiag 」と入力。「DirectX診断ツール」が起動します。

DirectX 10はVista以降にしか配布されない

Windows XPではバージョン9までで、これ以降は提供されません。将来的にDirectX 11がリリースされたとしてもVistaまたはそれ以降のOSが対象となります。これがVistaにプレミアム感を与える戦略なのかは別として、DirectX 10範疇となる機能はVistaでしか使用できないということになります。

プログラマブルシェーダ4.0
テクスチャアクセスが16から128へ拡張。RGBEフォーマットの対応。命令セット処理の高速化など多数。
ジオメトリシェーダの搭載
多元頂点生成シェーダが新たに搭載。凸凹感のあるではなく、実際に凸凹のあるマッピングが可能になる。
Capsチェックが消滅
GUPの性能チェックが無くなり、主要な機能はすべて同フォーマット上で処理される。サポート命令セットの差異でATI、NVIDIAどちらのチップを選ぶ迷いはなくなる。

フルに使ったゲームが登場するのは2008年以降、その頃には各社のDirectX 10対応GPUも出揃い値頃感も出てる時期だと予想します。自分のやりたいゲームがDirectX 10対応になった頃が、Vistaへの移行を検討する時期なのかもしれません。

ジレンマ

最下位エディションのHome BasicでもDirectX10は使用できます。ただ先に述べたようなパワーユーザーがこのエディションの対象でない所がジレンマです。D3D10を楽しむスペックを持っているなら、上位エディションが持っている機能を有効利用できるからです。

危惧されている心配点

Vistaの新しいGUIや多機能なバックグラウンドサービスにより、ゲーム・パフォーマンスの低下が心配になると思います。これはベンチマーク参考値で示した通りあります。主要ベンチマークソフトを使用して検証した結果は以下です。

ただしこれらは非常に軽微で実際のゲームプレイに支障はないと考えます。ドライバのチューンアップや64bitへの対応、継続的なPCスペックの上昇によりXPと同等以上のパフォーマンスを得られる日は近いと思います。

ゲームエクスプローラ

スタート」→「ゲーム」から起動するウィンドウがゲームエクスプローラです。これはインストールされたゲームの単なるショートカットではなく、システム設定、セーブデータ、ゲームに関するデイバスなどを一元管理する総合環境となっています。

Vistaには標準でベンチマークソフトが備わっています。これを利用し、快適な動作環境を得るためにはどの程度のスペックが必要かを確認したりもできます。ただし上記のゲームエクスプローラの機能を利用するためには「Games for Windows ロゴ」の入ったVista対応ゲームソフトである事が前提になっています。

個別ゲームソフトはパッチによる対応が可能なようで、私がインストールした「Half Life2」は2004年発売タイトルですが、ゲームエクスプローラに登録されていました(レーティング機能には未対応)。頻繁にパッチ配布されるタイトルなどの対応は早そうです。

保護者による制限機能

CEROレーティング(推奨年齢制限)を基準として、保護者の立場から"子供にプレイさせたくない"ゲームを設定できます。レーティングの基準内であっても、タイトル別に制限もできるため、強力です。

標準付属ゲーム

Windows Vistaに標準で付属するゲームはXPと比べ11本→9本へどダウンしましたが、グラフィックは格段に向上し、ヘルプも充実して遊びやすくなっています。

その中でも特筆すべきはチェスゲームの「Chess Titans」です。

描画に関する豊富なカスタマイズが可能。これは"Pixel Shader 2.0"なのだろうか(?)、チェス駒の質感は抜群で、最高画質でのグラフィックは市販ゲームレベル。これでネットワーク対戦機能があれば・・・。

現在、世界最強と言われているチェス対局ソフト「Deep Fritz」と、Vistaの「Chess Titans」の難易度10設定を比べたら、やはり前者の方が圧倒的に強いです。しかし"待ち時間"は短く、アルゴリズムの完成度は高いものだと思われます。時間を忘れて楽しめる標準付属ゲームの一つです。

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