電源設定の調整

2008-02-14

Windows Vistaでは電源設定(XP以前は「電源プラン」)が、より詳細にカスタマイズできるようになりました。また複雑な変更に手を焼かなくとも、あらかじめ用意された「省電力」、「バランス」、「高パフォーマンス」の3プランから簡単に設定できます。このページでは、個々のプランに少し踏み込んだ調整方法を記述しました。

このページは、デスクトップ・コンピュータ使用時における、電源設定の調節について記述しました。ラップトップ(ノート)・コンピュータ使用時は、電源設定の変更が与える影響が異なります。また一部の設定変更は、BIOS設定が有効でないと機能しません。

※ Windows Vista高速化に焦点をあてたため、高いパフォーマンスが得られる調節方法を紹介しています。これにより消費電力のアップなどのリスクが生じます。環境にあったカスタマイズを選択してください。

プラン「高パフォーマンス」をベースにカスタマイズする

Windows Vistaの標準設定は、プラン「バランス」になっています。まずこれをプラン「高パフォーマンス」に変更します。コントロールパネルシステムとメンテナンス電源オプション→左ペインから「電源プランの作成」を表示。

一番下の「高パフォーマンス」にチェックを入れ「次へ」。スリープ状態の設定画面がでます。これは後からいつでも変更できます。「作成」でカスタムプランの保存を行います。

電源オプション」画面に戻ると、「高パフォーマンス」があった箇所に「カスタムプラン」が作成されています。このすぐ下の「プラン設定の変更」→「詳細な電源設定の変更」より、「高パフォーマンス」設定をベースに、個々の項目をカスタマイズできるようになります。

スリープ復帰時のパスワード要求

コンピュータがスリープ状態から復帰する際、ログインパスワードの要求をするかしないかの設定。

「要求しない」にした場合、マウスに少し触れるなどアクティブな行動すると、自動的に復帰します。

ハードディスクの電源管理

無操作状態になってから、HDDの電源を落とすまでの時間を設定。「なし」に設定すれば、レスポンスを上げることができます。ただ消費電力は大きくなります。

スリープ状態に入ると同時にHDDの電源を落とすより、スリープに入る時間より少し長めに設定した方が、復帰後のレスポンスは良いです。

PCI Express

PCI Expressに接続されている拡張カードの消費電力を設定できます。「なし」に設定すると省電力の管理が行われません。

「適切な...」、「最大限の...」でASPMを使用した省電力管理が行われます。これはデバイスの使用状況に応じて、電力を低減していくテクノロジだと思われます(推測)。詳しくはWindows Vista の Active State Power Managementを参照してみてください。

プロセッサの電源管理

CPUの動作周波数を可変式にして、消費電力を抑える設定です。電源設定中もっともパフォーマンスに与える影響が大きい項目です。「最大のプロセッサの状態」を100%以下に設定するのはおすすめしません。コンピュータの絶対性能が低下します。

下限が5%でも、上限を最大値(100%)に設定しておけば、3Dゲームやベンチマークの際、最大のパフォーマンスを得られます。消費電力を気にしないなら、100 - 100にします。

※この設定は、BIOSの事前変更が必要になる場合があります。

検索とインデックス作成

高速でキーワードを呼び出すための索引(インデックス)の作成頻度の調節です。「省電力」 < 「バランス」 < 「処理優先」の順で作成間隔が短くなります。

「省電力」に設定すればHDDに与える負担も少なくなります。これはインデックスの設定にも関連したカスタマイズです。頻繁にメディアファイルを追加しない私の環境では、「省電力」に設定しています。

ベンチマーク結果の比較

 

左が「バランス」、右が「高パフォーマンス」(どちらもデフォルト)で測定した結果です。体感するほどではありませんが、若干「高パフォーマンス」プランの方がスコアが良いです。省電力テクノロジを使用しない分、切り替え時のタイムディレイが無いせいかもしれません。

電源プランの変更により影響を受けるのはパフォーマンスよりも、コンピュータのレスポンス(反応速度)の方が大きい印象を受けました。

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